メディアのBloombergによると、ハイテク株「マグニフィセント7」は5月の高値から時価総額の11%を失い、2兆ドルが消えたという。7月23日にはM7指数が1回の取引セッションで4.8%下落し、時価総額から7970億ドル(7,970億ドル)を消し去った。下落の背景には、大手テック企業による数十億ドル規模のAIインフラ投資が、見合うだけの収益を生み出さないまま資金を消費しているのではないかという投資家の懸念がある。マグニフィセント7はApple、Amazon、Alphabet、Microsoft、Meta Platforms、Tesla、NVIDIAで構成される。
M7株が7月23日に単日で7970億ドルの損失を記録
M7指数は7月23日のニューヨーク取引で4.8%下落し、2025年4月の関税をめぐる対立以来の最大の単日下げとなった。時価総額の合計損失は7970億ドルに達した。Bloombergは、M7の時価総額が5月末の史上最高値(All-Time High)から11%低い水準にあり、消えた価値は2兆ドルに相当すると報じた。
M7を構成する7社はApple、Amazon、Alphabet、Microsoft、Meta Platforms、Tesla、NVIDIAである。これらの株は、米国株を取引する韓国の個人投資家に人気がある。
Tesla、2年ぶりに初のマイナスのキャッシュフローを報告
Teslaは2年ぶりに初めてマイナスのキャッシュフローを公表し、7月23日の取引で15%下落した。同社は、この期間において生み出した現金よりも消費した現金が上回ったとして、マイナスのキャッシュフローを計上したことを明らかにした。
市場の反応は、同社の財務状況と資本運用戦略への投資家の懸念を反映した。
Alphabet株は決算予想を上回ったのに7%下落
Alphabetは第2四半期の決算が市場予想を上回った一方で、7月23日に株価が7%下落した。同社は、大規模なAIインフラ投資によりマイナスのフリーキャッシュフローを計上した。
ポジティブな決算サプライズにもかかわらず、市場は売上の業績よりもAlphabetのAIに関する設備投資(キャピタル・エクスペンディチャー、Capex)がもたらすキャッシュフローへの影響に注目した。
モルガン・スタンレーのアナリストが地政学的不確実性とCapex懸念を指摘
モルガン・スタンレーのアナリスト、ダニエル・スケリーは、地政学的不確実性、原油価格の上昇、そしてM7の設備投資(Capex)拡大への懸念が、市場に大きな圧力をかけていると述べた。スケリーは、AI企業が持続的な価格変動の勢い(momentum)を示せなければ、株価の値動きの不安定さはしばらく続く可能性があると指摘した。
市場参加者は、3年以上にわたって株式市場を押し上げてきたAIラリーの持続可能性を問うている。懸念の焦点は、AIインフラ投資が実際の利益につながるのか、それとも単に資金を消費するだけなのかという点にある。
FAQ
7月23日にマグニフィセント7の株は何が起きた?
M7指数は7月23日に4.8%下落し、時価総額から7970億ドルを消し去った。これは2025年4月の関税をめぐる対立以来の最大の単日下げだった。
なぜAlphabet株は決算予想を上回ったのに下落した?
Alphabetの株価は、7月23日に7%下落した。市場予想を上回る第2四半期決算を報告したにもかかわらず、大規模なAIインフラ投資によりマイナスのフリーキャッシュフローを計上したためだ。
マグニフィセント7の株は5月の高値からどれくらいの時価総額を失った?
マグニフィセント7の株は、5月の高値から時価総額の11%を失い、合計で2兆ドル分の価値が消えた。これはBloombergによる。