Gate News メッセージ。NVIDIA(NVDA)の株価は3月30日に165ドルを上回って終値を付け、3月25日からは9%超下落した。日足チャートは、頭と肩の天井形のネックライン付近に接近していることを示している。ネックラインが突破された場合、株価はさらに11%下落する可能性があり、2026年初め以降で最も厳しいテクニカル試練に直面する。
今回の下落は、3月24日にGoogleがTurboQuantのメモリ圧縮アルゴリズムを発表したことに起因する。同技術によりAIモデルのメモリ需要が6倍低下し、AIメモリ製造業者が大規模に売りに転じた。Micron Technology(ミクロン)とSanDisk(サンディスク)の株価はそれぞれ約20%と18%下落した。あわせて、OpenAIがデータセンター向け支出を削減し、高帯域メモリ需要への下向き圧力が強まり、間接的にNVIDIAのGPU出荷見通しに影響を与えている。
Chaikin Money Flow(CMF)指標は、機関投資家の買い需要が一時的に回復したことを示しているが、最終的には継続できなかった。現在は-0.25をやや上回っており、これを下回れば、機関投資家の売りが株価下落を押し下げるトレンドが確認される。オプション市場では、プット/コール比率が0.74まで低下しており、株価下落の局面でトレーダーがコール買い(ベア寄りの賭けではなく)を増やしていることを示している。これは、UBSのアナリストTimothy Arcuriが提示した245ドルの目標株価と一致している。
テクニカル面では、NVIDIAの株価が20日、50日、100日、200日の指数移動平均線(EMA)を下回っていることが示される。50日線と100日線のデッドクロスが完成し、これが抵抗となっている。重要な下支えの水準は173-174ドルのレンジだ。株価が165ドルを上回って回復すれば、ネックラインの圧力が緩和される可能性がある。もし174ドルを上抜ければ、183ドルおよび188ドルへの道筋が開ける見込みだ。日足の終値が165ドルを下回れば、頭と肩の天井形が確認され、想定される下落目標は146ドルとなる。
総合すると、AIメモリの急落はNVIDIAの短期株価に圧力をかける一方で、オプション市場での強気ポジションの増加と、主要な移動平均線での反発が、投資家にとって押し目買いの機会を提供しうる。今後の株価の行方は、AIメモリ需要の変化、機関投資家の資金フロー、そしてテクニカル・チャートの形状に影響され続けるだろう。