米国のエネルギー価情報をチェックしていて、かなり深刻な状況が見えてきた。ガソリン価格が歴史的な高さに達しているんだ。



米国自動車協会のデータだと、今週月曜日の全国平均ガソリン価格は1ガロン4.12ドル。2022年のウクライナ紛争時の4.07ドルを超えてしまった。さらに目立つのはディーゼルで、5.65ドルに跳ね上がっている。これは2022年同時期の水準から60セント以上高い。

背景としては、2月末から米国とイスラエルがイランに軍事行動を起こしていて、これがエネルギーショックを引き起こしている。ガソリン価格だけで1ガロンあたり1.10ドル以上の上昇だ。

最近、米・イラン停戦交渉への期待感で一時的に下がったものの、全体的には高止まりしたままという状況。米国エネルギー長官Chris Wrightは先日Fox Newsで「今後数週間は高い水準が続く可能性がある」とコメントしている。

エネルギー情報局の予測によれば、仮に4月に紛争が終わっても、第2四半期の全国ガソリン平均は4.16ドル程度まで達する見通し。その後徐々に低下して第4四半期は3.55ドルまで下がるという想定だが、つまり消費者はしばらくの間、いつもより高い燃料代を払い続けることになる。

より深刻なのはディーゼル価格の上昇がもたらす連鎖効果だ。輸送や農業、工業の主要燃料だから、ディーゼルコストが上がると食品や物流など様々な最終消費価格に直結する。この影響はすでにインフレデータにも表れている。航空燃料費の上昇も航空券価格に波及して、夏の旅行シーズンにさらに負担が増す。

アナリストの指摘では、エネルギー価格がこの水準で推移し続ければ、消費者の可処分所得が圧迫されて、経済全体の回復の重しになるということだ。本当に注視が必要な局面だと思う。
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