今、一般投資家が古典的なツールに頼っている様子について、面白いことに気づきました。ベナーサイクルが私のフィードに頻繁に現れ、正直なところ、150年前の農夫サミュエル・ベナーのチャートが暗号コミュニティで未だに議論を呼んでいるのは驚きです。



背景として、ベナーは1875年にこのサイクルを作成しました。彼は1873年の危機で大損をした後、何年も農業市場の価格パターンを研究し、繰り返すと信じるサイクルを基本的にマッピングしました。このチャートは、年をパニック年、好調な売り時の年、景気後退の年に分けています。人々はこれが大恐慌、ドットコムバブル、さらにはCOVIDの暴落を予言したと誓っています。

ここからが面白いところです。ベナーサイクルは2023年を大きな買いシグナルと示唆し、2026年に重要な市場ピークを予測していました。多くの暗号トレーダーはこの物語を信じて2025年に向かい、AIや新興技術の投機的な盛り上がりを期待していました。楽観的な見方が根強かったのです。

しかし、4月に入ると状況が一変します。トランプの関税発表が「ブラックマンデー」と呼ばれる動きを引き起こし、暗号市場の時価総額は一日で2.64兆ドルから2.32兆ドルに急落しました。JPMorganは景気後退の確率を60%に引き上げ、ゴールドマン・サックスは45%に達しました。突然、ベナーサイクルの2026年の強気予測は疑問視され始めました。

ベテランのトレーダー、ピーター・ブランドは今やこのチャートを軽視し、「気晴らしに過ぎない」と公言しています。確かに、こうした抽象的なものに基づいて取引するのは難しいです。

しかし、私がベナーサイクルについて考え続ける理由は別にあります。投資家の中には、「これらのチャートは魔法のように効くわけではなく、多くの人が信じているからこそ機能する」と主張する人もいます。市場は感情とファンダメンタルズの両方で動いています。景気後退の懸念があっても、歴史は繰り返すと信じる投資家の一部は依然として存在します。

最近、「ベナーサイクル」のGoogle検索がピークに達したのは、投資家がこの混乱を理解するための枠組みや希望を必死に探している証拠です。サイクルが実際に2026年の市場動向を予測しているかどうかはともかく、多くの人が注目している事実は、投資家心理が今どこにあるかを示しています。

この動きの行方を見守る価値はあります。
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