米国供給管理協会(ISM)のサービス部門雇用指数は6月に51.2となり、前月から3.3ポイント上昇し、2月以来初めて基準値の50を上回った。価格指数は5月の71.3から67.7に低下し、4カ月ぶりの減少となった。ISMのサービス事業調査委員会委員長スティーブ・ミラー氏は、雇用の増加は企業が選択的だが段階的な採用増加を正当化できる自信にあるとし、ワールドカップ関連の雇用増加が指数上昇に大きく寄与した可能性が高いと述べた。
ISMサービス部門雇用指数、6月に51.2を記録
6月のISMサービス部門購買担当者指数(PMI)データでは、雇用サブ指数が51.2となり、前月から3.3ポイント上昇した。これは、イラン戦争の影響がデータに反映される前の2月(51.8)以来、初めて指数が50の基準値を超えたことを示す。
インフレ圧力を示す価格指数は、5月の71.3から67.7に低下した。絶対水準は依然として高いものの、4カ月ぶりの低下となった。
データ出典: 米国供給管理協会(ISM)
製造業部門も雇用と価格で同様の傾向
先週発表された同月のISM製造業PMIも同様の動きを示した。価格指数は前月比9.1ポイント下落の73.0となり、雇用指数は48.6から49.7に上昇した。
製造業雇用指数は2カ月連続で上昇し、昨年1月以来の高水準となった。製造業雇用指数が基準値を超えたのは、前回2023年9月(51.7)以来のことである。
データ出典: 米国供給管理協会(ISM)
ISM当局者、雇用増加をワールドカップ効果に帰着
ISMサービス事業調査委員会委員長スティーブ・ミラー氏は6日、「6月の調査回答者は石油製品の価格影響について言及する頻度が減った一方、関税の影響は価格上昇圧力を加えるトピックとして引き続き強調された」と述べた。
雇用についてミラー氏は「企業は選択的だが段階的な雇用増加を正当化できる自信を示している」と述べ、「米国のワールドカップ関連の雇用増加が雇用指数の上昇に大きく寄与した可能性が高い」と付け加えた。
よくある質問(FAQ)
ISMサービス部門雇用指数が50を超えたことは何を示すのか?
ISMサービス部門雇用指数が6月に51.2となり、2月以来初めて50の基準値を超えたことは、サービス部門の採用拡大を示している。指数が50を上回れば成長、50を下回れば縮小を示す。
ISMサービス部門価格指数はなぜ6月に低下したのか?
ISMサービス部門価格指数は5月の71.3から6月には67.7に低下し、4カ月ぶりの減少となった。調査回答者は石油製品の価格影響について言及する頻度が減ったが、関税関連の圧力は引き続き価格上昇に寄与した。