AI が最も厳しいところは、お年寄りの飯の種を奪うことではなく、若者がそもそも最初の仕事に就けなくすることかもしれません。
中国は今年、約1,270万人の大学卒業生が職場に入る見込みで、新記録を更新します。ところが皮肉にも、企業が最も先にAIに任せやすいのが、データ整理、カスタマーサポート、文章作成、基礎デザイン、初級レベルの分析といった入門業務です。
オーストラリア・ニュージーランド銀行のエコノミストは、今後2か月で中国の若年層の失業率が再び20%近くに迫る可能性があると予測しています。シティの試算はさらに踏み込んでおり、中国では約9.6%、約7,000万件の雇用が、AIに置き換えられるリスクが比較的高いとしています。さらに20代の労働者だけに限って見ると、その割合は13.6%まで上がるということです。
ただ、はっきり言うと、これは「来月、7,000万人が一斉に失業する」という話ではありません。そうではなく、こうした職種の業務内容が最も簡単に再分解されてしまう、ということです。以前は会社が1年かけて新人を育てる余地がありましたが、今は上司がまず一言「この部分、AIにやらせられない?」と聞いてくるかもしれません。
皆がずっと、「AIが1人で10人分をこなすようになる」と話していて、株主目線では聞こえがいいのですが、問題は、会社がみんな「AIを扱える即戦力の熟練者」だけを欲しがるよう
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