AMC は、映画のチケットとポップコーンを売ることで、みんなのミーム株から決算(財務)株へと格上げしてしまった。


第2四半期の売上高は 15.97 億ドルで、前年同期比 14.2% 増。調整後 EBITDA は 3.214 億ドルで、前年同期比で約 70% 増と、いずれも会社として 106 年来の最高記録。営業キャッシュフローも 2.354 億ドルまで増加し、現金残高は前年から 83.7% 増えて 7.784 億ドルに到達した。
決算発表後、AMC は寄り前に約 16% 上昇し、引けでは上昇幅が 27% により近づいた。だが、この決算にはミーム株の株主が最もよく知っている展開がまだ隠されている↓
AMC の調整後純利益は 1.043 億ドルだが、GAAP ベースではなお 1,140 万ドルの赤字で、それも前年同期より赤字幅が大きい。
さらに厄介なのが希薄化だ。第2四半期の加重平均発行済株式数は、前年同期の 4.33 億株から 7.22 億株へ増加し、増加率は約 67%。同社は今期も株式発行で約 2.85 億ドルを調達しており、その一部は負債の処理に充てている。
朗報は、映画が本当に見られていること。第2四半期の観客動員数は 13.5% 増で、米国の興行収入は 7 年で最高の四半期になった。『オデュッセイア』は初週で約 1.24 億ドルを稼ぎ、続いてスパイダーマン、デューン、アベンジャーズも場を盛り上げる。
つまり今回の上昇は Reddit の掛け声だけではなく、ファンダメンタルズも確かに改善している。だが普通株主にとっては、会社が生き残ることと自分が儲かることは、決して同じではない。
映画館は復活したが、手元の1株はさらに薄くなった。
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