7月25日付のCNBCによると、AIデータセンターを構築するテクノロジー企業ではクレジット・スプレッドが拡大しており、最も大きな圧力を受けているのは、AIコンピューティング用GPUキャパシティを提供する専門クラウド事業者であるNeocloud(ネオクラウド)の運営者です。CoreWeave、Nebius、Applied Digitalなどの企業は、Alphabet(18倍)、Microsoft(30倍)、Amazon(51倍)といったハイパースケーラーに比べて、株主資本に対する負債比率がそれぞれ大幅に高く(739倍、131倍、172倍)、UBSはクレジット・スプレッドが年末まで、さらに2027年にかけても高止まりすると見込んでいます。加えて、負債の多いNeocloud企業の資金調達コストは急速に上昇しています。
国際決済銀行(BIS)は、複利的に拡大するシステミック・リスクに警鐘を鳴らしています。AIエコシステム内での循環的な資金調達構造――Nvidiaが顧客の資金調達を支援する一方で、Neocloudの一部事業者がハイパースケーラーのプロジェクトファイナンスを活用している――が、過剰投資をさらに増幅させる可能性があります。BISは、現時点のAIインフラ投資が実際の需要を約1.5倍上回る可能性があると推計しており、主要プレーヤーのいずれかに財務ストレスが生じた場合には、連鎖的な伝播(カスケード型の感染)リスクが発生し得るとしています。