Barron'sによると、IBM株は7月14日に25%急落し、同社史上最悪となる1日あたりの下落幅を記録したほか、市場価値から690億ドルを失いました。さらに7月15日に株価は2.7%下落し、2日間の損失は720億ドル超に達しました。
今回の売りは、IBMの第2四半期決算の不達に加え、CEOのアービンド・クリシュナによる「顧客が、見込まれる価格上昇の前倒しとしてメモリーとサーバーの購入を加速させた」とのコメントを受けて起きました。クリシュナは、資本支出の付け替え(配分転換)の規模を過小評価しており、調整が十分に迅速ではなかったと認めています。UBSアナリストのデイビッド・フォクトはIBMのEPSと売上高の見通しを引き下げたものの、目標価格236ドルは維持し、「株価の18倍のフォワードPERは、現在では妥当な水準になっている」と指摘しています。
一方でオッペンハイマーは、同株を「outperform(上回る)」から「in line(同水準)」へ格下げし、目標価格350ドルを撤回しました。これは、強気の論拠が具体化するには、もう少し時間が必要だという見方を示すものです。